新しいビルと古いビルの違いというと様々な例が挙げられますが、そのひとつに天井があります。
日本のオフィスのほとんどが上下階の間に「ふところ」を設け、吊ボルトと呼ばれる部材を垂直に垂らしてつくるフレームに天井材をはめ込む「吊り天井」ですが、最近では工法も進化しており様々なタイプが出現。
こちらでは、そんなシステム天井をご紹介いたします。
■ システム天井のご紹介
①グリッド型システム天井
600mmまたは640mmの格子状に組まれたシステム天井のことをグリッド型システム天井といいます。
メリット
天井パネルや照明器具の部分的交換ができるため、天井設備のレイアウトを自由に配置換えすることが可能です。
整列されていることから、見栄えが良いという意見も聞かれます。
デメリット
天井材の材質とサイズの影響により、吸音性が比較的低いと言われています。
また、最近では高震災タイプのものも普及してきましたが、大きな地震が起こった際にパネルが落下してしまう可能性も否めません。
②ライン型システム天井
天井仕上げ材と天井設備機器を一体化して組み立てたもの。
組み込まれる設備機器は、照明器具・スピーカー・火災感知器・スプリンクラー・空調吹出し口・排煙口などがあります。
メリット
設備機器の移設等が可能になるため、レイアウト変更の際などはある程度柔軟に対応する事が可能です。
また、従来工法と同じ天井材が使えるので調達単価のコストを抑えることもできます。
デメリット
縦に設置されている照明を横に変更することは基本的に出来ません。
強い地震に弱く、特に縦の揺れの場合には、グリッド型のシステム天井よりも大きい天井材が落下する可能性があります。
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